はじめに
こんにちは!株式会社iimonでフロントエンジニアをしているあめくです!
今携わってるプロダクトではエディタでガリガリとコードを書く時間は減り、Claudeとの対話による設計や指示に比重が移っていて以前の開発スタイルとは全く別の開発手法になってきてるなと日々感じております。
ちなみに弊社では全エンジニアにClaude CodeのMax Planが支給されております!
最近Claude CodeのSlackアプリを試していたのですが、Claude Codeのデスクトップアプリに遷移させられてデスクトップアプリ側で開発を進めてくれてました。
(Slackで開発できたらPC不要じゃない?というモバイル環境で完結させたいという知的好奇心で試していました😇)
試してるうちにSlackを挟む意味はなんだろうと感じてきて、そもそもデスクトップアプリやスマホアプリでGitHubと繋いで開発できればSlackも不要だしスマホ一台で開発できるじゃん!!と思いClaude Code on the Webを試してみると意外と良かったのでそれを紹介できればと思います。
※ Claude Code on the Webはこの記事公開時はresearch preview(試験的な機能)です。
Claude Code on the Webとは
Claude Code on the WebとはAnthropicのクラウド上でClaude Codeのタスクを非同期的に実行できる仕組みです。
ウェブ版のClaude CodeやデスクトップやスマホのClaudeアプリからClaude Codeを動かすことが可能となります。
似たような機能にRemote Controlがあります。
Remote ControlはClaude Codeを起動しているマシン側のスペックやマシンが動いている状態によって動きが制限されますが、今回紹介するClaude Code on the WebはAnthropicが管理する仮想マシンでコードが実行されます。
(コードはGitHubと連携させる必要があります。)
両者の違いを表にまとめるとこんな感じです。
| 比較内容 | Remote Control | Claude Code on the Web |
|---|---|---|
| 実行場所 | ローカルマシン | Anthropicのクラウド |
| 環境 | ローカルのファイル・MCP・ツールがそのまま使える | クラウド上のサンドボックス(Ubuntu 24.04) |
| ローカルPC | ターミナルを開いておく必要あり | 不要 |
| マシンの状態 | PCのスペックやスリープ状態に依存 | Anthropic側で管理されるので影響なし |
| 並行実行 | 1プロセス1セッション | 複数セッション同時OK |
| 権限承認 | 操作ごとに承認が必要 | サンドボックス内で自律的に動作 |
つまりRemote Controlは「ローカルPCへのリモートアクセス」、Claude Code on the Web は「クラウドで動く完全に別の環境」です。
今回の私の目的は「スマホ一台で開発したい」だったので、ローカルPCが不要な Claude Code on the Web がぴったりでした。
使い方
基本的なセットアップ
1. claude.ai/code にアクセス
claude.ai/codeにアクセスします。(ProまたはMaxプランが必要です。)
ブラウザ表示

デスクトップアプリ表示(コードのタブを指定)

2. GitHubアカウントを接続
初回はGitHubとの連携を求められます。
もし何もない状態からこの機能を使って開発したい場合は、最初にGitHub上でリポジトリを作成する必要があります。
3. クラウド環境の設定
右下のボタンを押すとクラウド環境の設定ができます。
新たに環境を作成して追加したり、一度作成した環境は残っているためそれらを選択することも可能です。

ネットワークアクセスのレベルも選択できます。

| レベル | 内容 |
|---|---|
| なし | インターネットアクセスなし(最高セキュリティ) |
| Trusted | npm、PyPI などの主要パッケージレジストリに接続可能(推奨) |
| Full | 制限なし |
ほとんどの場合はTrustedで十分だと思います。
必要に応じて環境変数(.env形式)やセットアップスクリプト(Bashスクリプト)も設定できます。
例えば、特定のCLIツールをインストールしたい場合は、セットアップスクリプトにapt installを書いておけば、セッション開始時に自動で実行されます。
またghコマンドを使用したい場合は、GitHubのアクセストークンが必要になると思います。その場合は環境変数にGITHUB_TOKENを設定することでghコマンドの利用が可能となります。

4. リポジトリを選んでタスクを入力
あとはリポジトリを選んで、やりたいことを書くだけ。
Claudeちゃんが環境を準備して、コードの分析→変更→テスト→確認 まで自律的に進めてくれます。

実際に使用してみた感想として、ローカルのCLI版と違って権限の承認が不要なのが快適です。
サンドボックス内で動いているので、Claudeちゃんが勝手にファイルを読み書きしても安全。 (「Allow」ボタンを連打する日々からの解放です。)
完了後は Web の画面から直接PRを作成できるので、そのままレビューに回せます。
なんなら完了後にPRも自動で作成して貰えば、最初に指示だけ行えばあとは最後の確認だけで済みます。
メリット・デメリット
実際に使ってみて感じたメリットとデメリットをまとめます。
メリット
ローカル環境が完全に不要
個人的にはこれが一番大きいと思います。
ブラウザまたはアプリさえあれば開発できるのでスマホやiPadからでも作業できます。
当初の「スマホ一台で開発したい」という目標はしっかり達成できました。
ウェブとターミナル間でタスクを移動
Claude Code on the Webはブラウザからだけでなく、ターミナルから--remoteフラグでクラウドセッションを起動することもできます。
各コマンドが独立したセッションを作成するため、複数タスクを同時に走らせることができます。
# どのクラウド環境を使うか選択 /remote-env # 選択した環境で各タスクを実行 claude --remote "バグを修正して" claude --remote "APIドキュメントを更新して"
/tasksを使用して進捗を確認するか、claude.aiまたはClaudeアプリでセッションを開いて確認できます!
Teleport でローカルに引き継げる
クラウドで作業した内容をローカルのCLIに持ってくることもできます。/teleport(省略形: /tp)コマンドや--teleport オプションで、会話履歴もコード変更もまるごと引き継げます。
クラウドで大まかに作って仕上げはローカルで開発という流れが自然にできます。
$ claude --teleport {セッションID}
権限承認が不要
サンドボックス内で実行されるため、いちいち「Allow」を押す必要がありません。
タスクを投げて放置できるので、非同期の作業スタイルと相性が良い印象です。
ローカルでもサンドボックスや--dangerously-skip-permissionsで同様のことはできると思いますが、Claude Code on the Webでは最初からその状態で動くので設定の手間がありません。またローカルで--dangerously-skip-permissionsを設定しなくても良いので、勝手に不要なコマンドを実行しないかの不安は無くなると思います。
(そもそもクラウド上の使い捨て環境で動いているので、仮に何が起きてもローカルマシンには一切影響がありません。)
公式ブログによると、サンドボックスの導入で権限プロンプトが84%削減されたとのことです。
In our internal usage, we've found that sandboxing safely reduces permission prompts by 84%.
デメリット
ローカルのリソース(資源)が使えない
MCP サーバー、ローカルのみにあるツール、秘密鍵などローカル環境に依存するものは一切使えません。
クラウド環境は毎回クリーンな状態から始まるので、セットアップスクリプトで頑張る必要があります。
ブランチ名を自由に設定できない(claude/始まりになる)
1セッション1ブランチで動作します。
そのためセッション開始時にブランチが作成されるのですが、そのブランチ名を任意に付けることができません。
またclaude/はじまりになるので、命名規則が縛られてるプロダクトでの利用はルールを変えるなどの必要が出てきそうです。
編集者がClaudeになる
デフォルトの状態でClaude Code on the Webを使って開発すると編集者がClaudeになります。
VSCodeで確認すると下記の画像のようになります。

後々、対応者が誰なのか知りたい時にClaudeと表示されると確認に一手間かかって大変だな...と思ってましたが、色々試してみたところ下記の環境変数を設定することでこの内容は解決できました!
GIT_AUTHOR_NAME="Your Name" GIT_AUTHOR_EMAIL="Your Email"
クラウド環境のスペックが非公開
CPUコア数やメモリ容量などの具体的なスペックは、2026年3月時点で公式には公開されていません。
重い処理がどこまでいけるかは、実際に試してみないとわからない部分があります。
今後の期待
Claude Code on the Webはまだリサーチプレビューの段階なので、今後の進化に期待したいポイントがいくつかあります。
セッション途中での環境・ブランチ変更
現状ではセッション開始時にクラウド環境とブランチが決まり、途中で変更ができません。 作業を進める中で「環境設定を変えたい」「別ブランチに切り替えたい」と思う場面があったので、 セッション内で柔軟に切り替えられるようになると嬉しいです。
ブランチ名のカスタマイズ
デメリットでも触れた通り、現状ではclaude/始まりのブランチ名しか使えません。
命名規則が決まっているプロダクトでは導入のハードルになるので、
任意のブランチ名を指定できるようになることを期待しています。
余談
ドキュメントを見てもクラウド環境のスペックは記載されてないので、実際にクラウド環境に対してClaudeを通じてコマンドを実行してもらい、スペックを確認してみました!(※ 26年3月30日確認)
ハードウェアリソースの確認
コマンド実行履歴
Bash nproc 4 Bash cat /proc/cpuinfo | grep "model name" | head -1 model name : Intel(R) Xeon(R) Processor @ 2.10GHz Bash lscpu Architecture: x86_64 CPU op-mode(s): 32-bit, 64-bit Address sizes: 52 bits physical, 57 bits virtual Byte Order: Little Endian CPU(s): 4 On-line CPU(s) list: 0-3 Vendor ID: GenuineIntel Model name: Intel(R) Xeon(R) Processor @ 2.10GHz CPU family: 6 Model: 207 Thread(s) per core: 1 Core(s) per socket: 4 Socket(s): 1 Stepping: 2 BogoMIPS: 4200.00 Flags: fpu vme de pse tsc msr pae mce cx8 apic sep mtrr pge mca cmov pat pse36 clflush mmx fxsr sse sse2 ss ht syscall nx pdpe1gb rdtscp lm constant_tsc rep_good nopl xtopology nonstop_tsc cpuid tsc_known_freq pni pclmulqdq ssse3 fma cx16 pcid sse4_1 sse4_2 x2apic movbe popcnt tsc_deadline_timer aes xsave avx f16c rdrand hypervisor lahf_lm abm 3dnowprefetch cpuid_fault ssbd ibrs ibpb stibp ibrs_enhanced fsgsbase tsc_adjust bmi1 hle avx2 smep bmi2 erms invpcid rtm avx512f avx512dq rdseed adx smap avx512ifma clflushopt clwb avx512cd sha_ni avx512bw avx512vl xsaveopt xsavec xgetbv1 xsaves avx_vnni avx512_bf16 wbnoinvd arat avx512vbmi umip avx512_vbmi2 gfni vaes vpclmulqdq avx512_vnni avx512_bitalg avx512_vpopcntdq rdpid cldemote movdiri movdir64b fsrm md_clear serialize tsxldtrk amx_bf16 avx512_fp16 amx_tile amx_int8 arch_capabilities Hypervisor vendor: KVM Virtualization type: full L1d cache: 192 KiB (4 instances) L1i cache: 128 KiB (4 instances) L2 cache: 8 MiB (4 instances) L3 cache: 260 MiB (1 instance) NUMA node(s): 1 NUMA node0 CPU(s): 0-3 Vulnerability Gather data sampling: Not affected Vulnerability Ghostwrite: Not affected Vulnerability Indirect target selection: Not affected Vulnerability Itlb multihit: Not affected Vulnerability L1tf: Not affected Vulnerability Mds: Not affected Vulnerability Meltdown: Not affected Vulnerability Mmio stale data: Not affected Vulnerability Old microcode: Not affected Vulnerability Reg file data sampling: Not affected Vulnerability Retbleed: Not affected Vulnerability Spec rstack overflow: Not affected Vulnerability Spec store bypass: Mitigation; Speculative Store Bypass disabled via prctl Vulnerability Spectre v1: Mitigation; usercopy/swapgs barriers and __user pointer sanitization Vulnerability Spectre v2: Mitigation; Enhanced / Automatic IBRS; IBPB conditional; PBRSB-eIBRS SW sequence; BHI Vulnerable Vulnerability Srbds: Not affected Vulnerability Tsa: Not affected Vulnerability Tsx async abort: Not affected Vulnerability Vmscape: Not affected Bash free -h total used free shared buff/cache available Mem: 15Gi 499Mi 15Gi 3.2Mi 435Mi 15Gi Swap: 0B 0B 0B Bash df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on tmpfs 7.9G 0 7.9G 0% /dev/shm tmpfs 7.9G 0 7.9G 0% /sys/fs/cgroup /dev/vda 252G 7.1G 30G 20% /
CPU
| 項目 | 値 |
|---|---|
| モデル | Intel Xeon @ 2.10GHz |
| コア数 | 4コア(1ソケット) |
| アーキテクチャ | x86_64 |
| 仮想化 | KVM |
メモリ
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 合計 | 15 GiB |
| 使用中 | 499 MiB |
| 空き | 15 GiB |
| Swap | なし |
ディスク
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 合計 | 252 GB |
| 使用中 | 7.1 GB (20%) |
| 空き | 30 GB |
OS・環境の確認
コマンド実行履歴
Bash cat /etc/os-release PRETTY_NAME="Ubuntu 24.04.3 LTS" NAME="Ubuntu" VERSION_ID="24.04" VERSION="24.04.3 LTS (Noble Numbat)" VERSION_CODENAME=noble ID=ubuntu ID_LIKE=debian HOME_URL="https://www.ubuntu.com/" SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/" BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/" PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy" UBUNTU_CODENAME=noble LOGO=ubuntu-logo Bash uname -a Linux vm 6.18.5 #2 SMP PREEMPT_DYNAMIC Wed Jan 14 17:56:08 UTC 2026 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux Bash cat /proc/1/cgroup 7:pids:/ 6:blkio:/ 5:freezer:/ 4:devices:/ 3:memory:/ 2:cpuacct:/ 1:cpu:/ 0::/ Bash ulimit -a real-time non-blocking time (microseconds, -R) unlimited core file size (blocks, -c) 0 data seg size (kbytes, -d) unlimited scheduling priority (-e) 0 file size (blocks, -f) unlimited pending signals (-i) 64294 max locked memory (kbytes, -l) 8192 max memory size (kbytes, -m) unlimited open files (-n) 4096 pipe size (512 bytes, -p) 8 POSIX message queues (bytes, -q) 819200 real-time priority (-r) 0 stack size (kbytes, -s) 8192 cpu time (seconds, -t) unlimited max user processes (-u) 64294 virtual memory (kbytes, -v) unlimited file locks (-x) unlimited
OS情報
| 項目 | 値 |
|---|---|
| OS | Ubuntu 24.04.3 LTS |
| カーネル | Linux 6.18.5 |
| アーキテクチャ | x86_64 |
コンテナ判定
cgroupがすべてルート/になっているので、コンテナではなくKVM仮想マシン上で直接動作してそうです!
リソース制限(主要なもの)
| 項目 | 値 |
|---|---|
| オープンファイル数 | 4,096 |
| スタックサイズ | 8 MB |
| 最大プロセス数 | 64,294 |
| メモリ | 無制限 |
| CPU時間 | 無制限 |
| ファイルサイズ | 無制限 |
インストール済みツール
インストール済みツールに関しては公式ドキュメントにある通りcheck-tools を実行するように指示すれば開発ツールの一覧を表示してくれるのでぜひ試してみるのをお勧めします!
まとめ
「Slackで開発できたらPC不要じゃない?」という知的好奇心から始まった今回の検証でしたが、結果としてClaude Code on the Webはかなり実用的なのではと感じました。
特にブラウザやアプリだけで完結する手軽さや複数タスクを並行して走らせられる効率の良さ、権限承認なしで非同期に作業できる快適さは普段のローカルCLIでの開発体験にはない大きなメリットだと感じています。
最初に書いた通り、Claude Code on the Webは現段階では試験的な機能です。 まだまだ伸び代がある機能だと思うため今後にはとても期待しております!!
今後AIの進化は止まりません。日々新たな機能が次々と登場し、その勢いは増すばかりです。
大切なのは、ツールの機能を追いかけることだけではなく、自分たちのプロダクトや開発スタイルに合った使い方を見つけていくことだと感じさせられました。
最後に
現在弊社ではエンジニアを募集しています!
この記事を読んで少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひカジュアル面談でお話ししましょう!
iimon採用サイト / Wantedly / Green
最後まで読んでいただきありがとうございました!
参考
Claude Code on the web - Claude Code Docs
Making Claude Code more secure and autonomous with sandboxing \ Anthropic